2012年8月22日水曜日

かわいそうだね?

26歳で、転職したときのことです。
あたらしい勤め先に、素敵な独身の女性の先輩がいました。
お顔もキレイで、上品で、でも面白くって。
素敵だなぁ、こんな人になりたいなぁ、そう思って憧れました。

あるときその人の年齢が30歳とわかり
私は何を思ったか。
「かわいそう……」。

あんなにキレイなのに、どうして結婚できないんだろう。
そう思って同情したのでした。

あのときの私に、言ってやりたいです。
「バカじゃない?」

そして、
「あんただって、結婚するのは30過ぎてからなんだよ!」
と教えてあげたら、
どんなにびっくりするでしょう。

だけど意外と、
本当は全然かわいそうでもなんでもないことを
周りが勝手に「かわいそう」って思ってることは
よくあるのかもしれませんね。

私も、思いがけないことで
「かわいそう」って思われてたりして。

私、大丈夫ですから。
足が短くても、髪が薄くても鼻が低くても、
それほど気にしてませんから。

それはまた別の意味で、「かわいそうに…」と思われたりして。
ほっといて!

週刊文春で連載していた、綿矢りささんの小説。
小説を読むことの楽しさを、思い出させてくれました。
最後が、スカーっと爽快!です。

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