2012年4月25日水曜日

頑張り体質

一昨年、昨年と、「社会人聴講生」として大学に通いました。
ずっと念願だった「社会学」を勉強するためです。

私たちが大学生だった時は 「社会学科」って、
あまりメジャーじゃなかったような
気がしますが
今や、人気の学科です。

そして私たちが大学を選んだときの基準は、
ひたすら 「偏差値」。
それほど興味のない学科でも
「偏差値がちょうどいいから」という理由で
選んでいた気がします。

でも大人になった今だったら、 自分の好きな勉強ができる。
幸せなことです。

聴講生には、年配の方が多く、ほとんどが60歳以上。
お話したなかには、80代の方もいました。

聴講生なので、試験やリポートは、参加自由。
でも参加したら、ちゃんと評価をもらえます。
別に、単位をとらなきゃいけないわけじゃないので
受けなくてもいいんだけど…。
それに、いい成績とらなくてもいいんだけど…。
つい、頑張ってしまいます。

試験の前の日は、遅くまで勉強したりして。
「ノート持ち込み可」の課目は、 ノートにびっしりインデックスつけたりして。
「試験」=「勉強しなくちゃ!」というのが
染みついてしまっているんですね。
なんだか、悲しいような。

修了証書と成績表をもらいました。
修了式では、みんなにお赤飯が配られます。



2012年4月7日土曜日

物忘れの効用

実家の父母が、引越しをすることになり、
せっせと「断捨離」にはげんでいるようです。
先日も、私のものと思われる本を
段ボールでどっさり送って来ました。
おかげで、懐かしい本をたくさん発見。

年をとって嬉しいと思うことのひとつは、
「以前読んだ本の内容を、すっかり忘れてしまっていること」
です。
忘れているのが、嬉しいなんて
ヘンでしょうか。
だって、面白い本を、また一から楽しめるのです!
推理小説だって、誰が犯人だったかも
すっかり忘れてしまってます。
「面白い」とわかっている本を
読み始めるときのワクワク感といったら……!

私にとって、目下「もう一度楽しめるシリーズ」のナンバー1は
スー・グラフトンの探偵小説。
キンジー・ミルホーンという女探偵が主人公で、
「アリバイのA」「泥棒のB」……というふうに、
アルファベット順に刊行されています。

最初の「A」を読んだのは、高校生のときでした。
今、再びAから順番に読み返して
幸せに浸っているところです。
最近は寿命が長くなっていますから、
この調子で、死ぬまでに何度も同じ本を楽しめそう。

私の母も姉も大ファンで、
刊行を楽しみにしているのですが、
2006年の「ロマンスのR」以来、続編が出ていません。
果たして母が死ぬまでに、Zまで刊行されるでしょうか?
続編が待ち遠しいです。

もういちど読みたい本ばかりです

2012年4月3日火曜日

骨盤で歩く!(その2)

英子先生のアドバイスは
「足の付け根からが足ではなく、
『骨盤から下は全部足』と思って
歩きなさい!」というもの。
なるほど……。

そして、歩き方のコツは
・ピンと姿勢よく
・下腹に力を入れて
・でっちりにならないように
・リヤカーを押しているように、やや前のめりの気持ちで

指導を受けながら、何度も歩く練習をしていると
なんだか次第に、内ももが張ってきました。
ふだん力が入っていないところが、
鍛えられている気がします。

「骨盤が開いてくると、足の外に外に
肉がついてきます。
その結果、体重が変わっていないのに
以前履けていたデニムが履けない、ということになるんです」
と、英子先生。

わずか2時間でしたが、「目からウロコ」の発見があって
充実したレッスンでした。
あれから、歩き方がガラッと変わった……とは
いえませんが、
ときどき思い出しては気をつけています。

それにしても、参加していた方々は、
おしゃれに無縁な感じの
地味な方が多かったのが意外です。
「美しさ」というより、「健康」のために
来ておられるような気がして、
「この年になると、そうよねぇ…」と、しみじみ
感じたりもしたのでした。

この春は、ハイヒールでさっそうと歩いてみたいです!

憧れの、ルブタンのハイヒール。いつの日か……!