2013年4月25日木曜日

触らせて!

思春期に差しかかった男の子の
ママたちが集まると
切ない話で盛り上がります。

小学校高学年ごろから増えてくるのは
「触らせてくれない」という嘆きの声。

ある日突然、
頭をなでようとすると
「触るな!」と言われた。

「抱っこしていい?」と寄って行ったら
「ふざけんなババア!」と言われた。

あるママは、
「せめて、寝ている間だけでも…」と思い
寝ている息子の頭をそっとなでようとしたら
気配に気づいた息子に
バッ!と振り払われてしまったのだそうです。

それまでは、ベタベタと密着して
暮らしていたのに、
急に、拒絶される寂しさ…。

そんな話をしているママたちは
まるで失恋した女の子のような表情です。

私も、息子が小学校のときは
寝る前に手をつないでいました。

隣の布団から、そ~っと手が伸びてくるのが
可愛かったなあ~。

でも、小学5年生になって
別の部屋で寝るようになると、
それもなくなりました。

確かに、私も寂しいけれど
それは、他のママ友が言ってる寂しさとは
ちょっと違うような…。

手を伸ばすと、無心に手を伸ばしてくるその素直さ。
照れもなく、迷いもなく手をつなぐ
あの可愛らしさが、永遠に失われてしまったことの
寂しさのような気がします。

銀色夏生さんが、
新しいつれづれノートの中で
公園に、保育園の手押し車がやってきたときの様子を
書いていました。

「幼児たちをひとりずつ先生が芝生に降ろしていく。
両手をあげて無邪気に脇腹をさしだす子らのかわいらしさ」

「むかむかするほどかわいい」という表現があり
わかるな~と思いました。

次にこの気持ちが満たされるのは
きっと、孫ができたときなんですね…。

平松洋子さんが紹介されていた
「5秒でできるおいしいお吸い物」。
とろろ昆布にお湯を注いで、
しょうゆを垂らし、ねぎを散らすだけ。
何か物足りないときに、助かります!

2013年4月17日水曜日

お店の人に言いたいこと

本屋さんで、本を買うときのいつもの会話。

店員さんが、カバーをかけようとするので、
「そのままでいいです」
「よろしいですか?」
「はい」
すると店員さんが、袋に入れようとするので、
「そのままでいいです」
「このままでよろしいですか?」
「はい、そのままで」
……めんどくさいのです。
毎度毎度、「そのままで」って何回言わせるの!

カバーをかけてもらう人って、
お客さんの何割くらいなんでしょう?

私としては、「そのままでいい」人が基本で、
カバーとか袋が欲しい人は自分から言う、
というシステムにしてもらいたいです。

またあるとき。
洋服を買って、レジで支払い。
そのあと、商品を受け取ろうとしたら
「お出口までお持ちします~」

ほんの3メートルくらい先の出口まで
紙袋を持って、しずしずとついて来られる。
これって、ちょっと恥ずかしいんですけど。
お姫様じゃあるまいし。

でも一度「大丈夫です」とかたくなに断ったら
困っているようでした。
マニュアルと違うと、
先輩に叱られるのかもしれません。

ついでに言いたい。
映画館で売っている食べ物や飲み物、
客層に合っていませんよ!
大福とか、かりんとうとか、ほうじ茶とか
置いて欲しいです。

あと、レストランのランチメニュー。
デザートも、ちょっとでいいから食べたいのです。
でも、この歳になって
普通のメニューを全部食べると、
デザートは入らないのです。
(若いときは、別腹に入ったけどね!)

メインのパスタとかを半量にして、
デザートをつけたメニューを希望します!

以上、40代女子の主張でした…。

胡蝶蘭が
3年連続で、咲きました。
やったー!

2013年4月8日月曜日

空白の1分間

毎週1回、テニスをしています。
いつも楽しみなのですが、
ひとつだけ、悩んでいることが……。

それは、試合でサーブするとき、
ものすごく緊張してしまうことです。

練習のときは、ちゃんと入るのに
試合だと入らない。
連続ダブルフォルト、なんてこともしょっちゅう。

「またダブルフォルトになったらどうしよう」
「周りの人に申し訳ない」
「いや、楽しまなくちゃ!」などと
思えば思うほど、
トスを上げる手が震えてしまいます。

こういうのって、ある程度の歳になれば
なくなると思っていたけれど
そうでもないんですね。

先日、テレビで「ちびまるこちゃん」を見ていたら
たまちゃんがピアノの発表会を控えて
ものすごくナーバスになっているという話でした。

「これは、私にすごく役立つ話かも!」
そう思っていたのに、
料理しながら見ていたせいで
肝心の部分を、見逃してしまった…。

気がついたら、たまちゃんは
ちゃんと落ち着いてピアノの演奏ができていました。

あんなに悩んでいたのに!
空白の1分間に、一体何があったの?
知りたいわ~。

テニスのコーチに
「緊張しない方法はありますか?」と
聞いてみました。
「ないです」というお答え。
そうですよね…。

もちろん、腹式呼吸をするとか
肩を回して力を抜くとか、
いろいろアドバイスはもらったのですが
あまり効果なし。

そんな私の最近の「緊張をとめるおまじない」は、
自分より大変な人を想像すること。
フィギュアスケートの浅田真央ちゃんとか、
あと1打で優勝が決まるときの石川遼くんとか。
「あの人よりマシ…」 と、つぶやきながら打っています。

結局、すごく自信が持てるようになるまで
練習を積むしかない。
という結論に達しつつある、今日この頃です。

食べ終わった「豆苗」の
根を、窓辺で栽培してみました。
わずか5日で、こんなに伸びるんですね!

2013年4月3日水曜日

ようこそ後輩

友達がうちに遊びに来てくれて、
一緒にコーヒーを飲んだ。
久しぶりに会ったのに、 なんだか彼女、
浮かない顔をしている。

「急に老眼が始まっちゃって…」
ああ、そうなんだ。
彼女は、私より3つ下の44歳。
もともと視力がすごくいい人だから
老眼の進みも早いのだろう。

「通勤電車の中で、本を読むのが楽しみだったのに
字が見づらくなったから、最近は読むのもやめたの」
「老眼鏡掛ければ?」と言うと、
「だって……混んだ電車の中で
わざわざ老眼鏡を掛けたり外したりするのも
大変じゃない?」
確かに。

それに、彼女の外見は、どう見ても30代。
ロングヘアーに素敵なスーツ、 9センチハイヒールで
いつも颯爽としている。
そんな彼女にとって、人前で老眼鏡を掛けるのは
さぞかし抵抗があるに違いない。

私だって、
老眼はとっくに始まっていたけれど
その進行の速さに
最近またげんなりしていたのだ。

「ねえねえ、これ見て」
私は彼女に、コンパクトな英和辞書を出して見せた。

「この間、電子辞書が故障しちゃって、
久しぶりにこれを開いてみたの。
どう? 読める?」
「何これ、字、小っさ!
どんだけ目から離しても、読めないよ」
「でしょう~! 私も、ショックで……!
だって、以前は平気で使ってたんだよ」

ほんとだよね~と、ふたりで笑った。

抵抗しても、しょうがないね。

字の大きな辞書を買えばいいんだわ。
彼女と話しているうちに、
気持ちが明るくなったのでした。


目黒川でお花見。
桜って、どうしてこんなに
天候不順な季節に
わざわざ咲くんでしょうね?