2015年11月11日水曜日

まじめなシャンプー

初めて、台湾に行ってきました。

いろいろ印象深いことはあったのですが
なかでも気になったのは
「台湾シャンプー」です。

「髪の毛をエッフェル塔みたいにしてくれる」
という知識しかなく、
面白半分に行ってみたのですが、
驚きました…。
ふわっふわの仕上がりに!

本当にこれが私の髪じゃろうかと目を疑うような、
ボリュームアップ。
昔の自分に戻ったような、
不思議な気分でした。

街を歩いていても、
薄毛のことを気にしなくてもいい!
いい気分!

もったいないのでその日は髪を洗わずに寝たところ、
翌日もふわっふわ!

あのシャンプーって何なの?

よ~く泡立てるからいいのか。
シャンプー剤に秘密があるのか。

帰国してからも、いろいろ検索してみたのですが
よくわからない。

でも、考えてみたのです。
行ったのは、全然高級ではない、庶民的な美容院。
きっと、「ノンシリコン」なんかではない。
シリコンばっちり入ってる。添加物いろいろ入ってる。

私は、薄毛を気にするようになってからというもの
「地肌に優しい」とか「無添加」「自然派」とか、
そんなものばかり 使ってきたけれど、
一向に薄毛は改善せず、
しかもふんわり感はなく。

もしかしたらそういうシャンプーは、
長期間でみると、ほんの少~しだけ
地肌にいい影響があるのかもしれない。
でも私に必要なのは 10年後の「ほんの少~し」じゃなく、
明日のふわっふわ!なのだ。
私、間違ってた。

それで、シャンプー替えてみました。
結構いい値段で、自然派ではぜんぜんない、強そう~なものに。

台湾シャンプーほどではないけれど
ツヤと張りが出て、いい感じです。

シリコン入りはボリュームが出ないって
いろんな人が書いてたけど、そんなこともない。

関係ないけれど、
スー・グラフトンのハードボイルド小説に
こんなエピソードがありました。
ガンの末期と告げられたおじいさんが
「もう、なんでも好きなものを食べよう」と
マックのハンバーガーを食べまくっているうちに
元気になっていくのです。

まじめすぎるのは逆効果ってことも
たまにあるのかも…。

台湾にて。九扮のお茶屋さんからの風景です。


久しぶりに、ジュンパ・ラヒリさんの小説を堪能しました。
なんて素晴らしいんでしょう…。
自分の記憶を消して、もう一度最初から読みたいです。