2018年11月30日金曜日

不動産会社を選ばなくちゃ!(後編)




 「つづく」と書きながら

長らく続きを書かずに、申し訳ありませんでした。

数少ない読者の方から

「続きはまだ?」と催促されていたのに……。

いつの間にか長い時間がたってしまって

私の記憶も薄れつつありますが、頑張って書きます!



2つの不動産会社のうち、B社を選ぶことに決めた私。

せっかくなのでA社には、査定結果をいただいてから

断りのご連絡をしようと思いました。

でも、直に会ってお断りするのは、ちょっと気まずい。

「時間がないので、査定結果は郵便かメールでいただけないでしょうか?」

と、電話でお願いしてみました。



しかし「ぜひとも、お会いして結果をお話ししたい!」と

また深刻に、必死な感じで言われてしまいました。

「ちなみに、どのくらいお時間かかりますか?」と聞いてみたら

1時間くらいは……」とのこと。

う~ん。正直、長い! もう断るつもりなのに……。



30分でとお願いして、なんとか承諾していただきました。

そして最初の訪問から3日後、再びやってきたA社の営業さん。

何と今度は、上司と一緒です!



査定結果は、A社より少しいいくらいで、それほど変わりませんでしたが、

いかにもデキる感じの、シルバーグレイ上司の営業トークに

押されっぱなしの私でした。



「検討して、お返事します」とお伝えして、帰っていただいたあと、どっと疲労が……。

やっぱり、あの真面目さ、真剣さが私には合ってないかも。



早めにお断りしよう、と思ったのでしたが

翌日、ポストを除くと、何やら分厚い封筒を発見。

A社の営業さんからの、手書きのお手紙です。

「何としても弊社に任せてほしい」という、熱いメッセージでした。

パソコンではなく手書き、というところが重いです。



申し訳ないけれど、必死に言われれば言われるほど、ひいてしまう……。

(まるで、すごいモテ女のような言い分ですが)



いっぽう、B社の営業さんには、「御社にお任せします」というメールをお送りしました。

さぞかし喜んで、お電話でもいただけるかと思ったのですが

2日後くらいに、あっさりお礼メールが来ただけ。

う~ん。でもこれくらいが私にはちょうどいいのよね。



お手紙書いていただいて申し訳ないけれど、A社にはお断りメールをしました。



しかし「どうしてもあきらめたくない!」という返信メールが……。

そして次の日にも、再び分厚い手書きのお手紙がポストに投函されているのを発見。

よくこんなに書くことがあるな~、頑張ってるな~と、心から感心しました。

胸が痛みましたが、そのままご連絡はしませんでした。



結果、やっぱりB社にお願いしてよかったと思います。

思ったよりもいい値段で、マンションを売却することもできましたし

さりげなく色々と気を配っていただいたおかげで、一度も嫌な思いをしなくてすみました。



このできごとから学んだ教訓、恋愛にも生かせそうです(???)。