2013年3月18日月曜日

立場というもの

私の父は、昭和9年生まれ。
それほど威張っているほうではありませんが
周りのみんなは、一家の長として
それなりに気を使っています。

ところがコドモは、そんなことはお構いなし。
息子が幼稚園くらいのとき、
私の父に対していろいろと命令しているのを見て
いつも驚かされました。

「おじいちゃん、そこで目つぶって片足で立ってて」

「これ(ずっと握っていてしおれた草)持ってて!」

父が憮然として、いちいち
「嫌だ」と言ってるのも
とってもおかしかった。

ふざけ合っているうちに
手加減なしの息子に思い切り殴られて
髪の毛が乱れていた父の様子は
いまだに、思い出すたび笑えます。

でも人は成長すると、だんだん
相手の立場に応じたふるまいが
できるようになってきます。
面白くないけれど、それが
大人というものでしょう。

かくいう私は、
なかなかそれができなくて、たまに失敗します。

息子が通っていた
保育園の先生との「二者面談」のときです。

先生は短大を卒業したばかりの女の子。
私は30代半ばのおばさんでした。
最初は、真面目に敬語を使って
子どもの様子などを聞いたりしていたのですが
なんだか、ヘンじゃない?という気持ちに…。

結局、途中からは
「先生、彼氏はいるんですか?」
「こういう仕事だとなかなか“出会い”ってないでしょうね~?」
「合コンとか行くの?」
などなど、関係ない話で
盛り上がってしまいました。

他のママは、ちゃんと最後まで
「立場」を守って話しているのでしょうか? 知りたい~。

ところで今、私が違和感を持ってしまうのは
ファストフードなどでの会話です。

店員さんが、中学生くらいの客に対しても
ていねいすぎるほどていねいな
敬語を使っている場面。

マニュアルなんだろうけど。
モヤモヤするわ~。
もっと普通でもいいんじゃない?

人間同士というより、
肩書きが肩書きに対して話してるみたいです。


かつて保育園の連絡帳に
「コドモの前髪を切りすぎて、鳳啓助になっちゃいました~」と書いたら、
先生から「それは誰ですか?」というお返事が。
知らないよね~(涙)。「エロガッパ!」



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