「つづく」と書きながら
長らく続きを書かずに、申し訳ありませんでした。
数少ない読者の方から
「続きはまだ?」と催促されていたのに……。
いつの間にか長い時間がたってしまって
私の記憶も薄れつつありますが、頑張って書きます!
2つの不動産会社のうち、B社を選ぶことに決めた私。
せっかくなのでA社には、査定結果をいただいてから
断りのご連絡をしようと思いました。
でも、直に会ってお断りするのは、ちょっと気まずい。
「時間がないので、査定結果は郵便かメールでいただけないでしょうか?」
と、電話でお願いしてみました。
しかし「ぜひとも、お会いして結果をお話ししたい!」と
また深刻に、必死な感じで言われてしまいました。
「ちなみに、どのくらいお時間かかりますか?」と聞いてみたら
「1時間くらいは……」とのこと。
う~ん。正直、長い! もう断るつもりなのに……。
30分でとお願いして、なんとか承諾していただきました。
そして最初の訪問から3日後、再びやってきたA社の営業さん。
何と今度は、上司と一緒です!
査定結果は、A社より少しいいくらいで、それほど変わりませんでしたが、
いかにもデキる感じの、シルバーグレイ上司の営業トークに
押されっぱなしの私でした。
「検討して、お返事します」とお伝えして、帰っていただいたあと、どっと疲労が……。
やっぱり、あの真面目さ、真剣さが私には合ってないかも。
早めにお断りしよう、と思ったのでしたが
翌日、ポストを除くと、何やら分厚い封筒を発見。
A社の営業さんからの、手書きのお手紙です。
「何としても弊社に任せてほしい」という、熱いメッセージでした。
パソコンではなく手書き、というところが重いです。
申し訳ないけれど、必死に言われれば言われるほど、ひいてしまう……。
(まるで、すごいモテ女のような言い分ですが)
いっぽう、B社の営業さんには、「御社にお任せします」というメールをお送りしました。
さぞかし喜んで、お電話でもいただけるかと思ったのですが
2日後くらいに、あっさりお礼メールが来ただけ。
う~ん。でもこれくらいが私にはちょうどいいのよね。
お手紙書いていただいて申し訳ないけれど、A社にはお断りメールをしました。
しかし「どうしてもあきらめたくない!」という返信メールが……。
そして次の日にも、再び分厚い手書きのお手紙がポストに投函されているのを発見。
よくこんなに書くことがあるな~、頑張ってるな~と、心から感心しました。
胸が痛みましたが、そのままご連絡はしませんでした。
結果、やっぱりB社にお願いしてよかったと思います。
思ったよりもいい値段で、マンションを売却することもできましたし
さりげなく色々と気を配っていただいたおかげで、一度も嫌な思いをしなくてすみました。
このできごとから学んだ教訓、恋愛にも生かせそうです(???)。