松尾伴内さんがやっていたコントがありました。
松尾さん演じる若い女性が
当時流行の、黒づくめの格好をして
オシャレなブランドのお店に入っていくのですが、
店員さん(当時は、「ハウスマヌカン」と呼んでいた)に
全く相手にされません。
洋服を手にとって、
「これ、いいわね~」
「着てみようかしら~」と
聞えよがしに言ってみたりするのですが、
やっぱり、無視される。
店員さんは、美人でオシャレなお客さんの
相手ばかりしていて、
ブスで、あかぬけない松尾さんのそばには
寄ってこないのです。
松尾さんは必死に店員さんの気を引こうとして
大騒ぎをするのでした。
姉と一緒にこれを見て、大笑いしながらも
「この気持ち、わかる~!!」と 言っていたのを
思い出します。
若い頃の私は、
「コムデギャルソン」みたいなオシャレなお店に入るときは
緊張して、ちっとも楽しめませんでした。
ダサいうえに、オドオドしている私には
当然店員さんも寄ってこなくて……。
緊張のあまり、全く似合いもしない高い服を 買ってしまい、
後悔したことが何度あることか。
この年になって、ようやく リラックスして
買い物ができるようになりました。
あかぬけたというより、これが「年の功」というものでしょう。
今は、店員さんとお話しするのが楽しくて。
「そういうのが流行ってるの?」
「こんなの買ったんだけど(と、よその店の紙袋の中身を見せ)
どんなのに合わせればいいかな?」
などなど、何でも聞いちゃいます。
買い物って絶対に、図々しいほうが、楽しめますね。
これからは、若い人にいろいろ教えてもらわなくちゃ!
ほかのお店でもらったアドバイスをもとに ジー・ユーでベルトを買いました |
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