「Tシャツ、どんなのがいい?」と聞いても
「何でもいいから。穴が開いてればいい」とまで言っていたのに。
先日、旅行に出かけようとしたときのこと。
突然こんなことを言い出しました。
「ねぇ、オレの格好ってオタクみたいじゃない?」
チェックのシャツにリュック、というのが
オタクの定番だと
どこかで聞きかじったようなのです。
「『あまちゃん』に出てくる鉄道オタクの人たちも
こんな感じだったじゃん」
「え~、そんなことないよ!
チェックのシャツっていっても、いろいろあるんだからさ。
それは、GAPで買ってきたカッコイイやつだし……」 と、
しどろもどろの私。
「第一、あんたはまだ子どもじゃない!?」 と言ったら、
「オタクって何歳から?」と聞き返されてしまった。
う~ん。
ところで、
子どもでも、ちゃんとした「オタク」の才能がある子って、
いるものです。
可愛いオタク。
近所に住んでいるDくんは、
ちょっと変わった男の子。
小さいときから、子どもらしいモノよりも
スターウォーズとか、インディ―ジョーンズが大好き。
うちでご飯を食べていたとき、
自分の観た映画の話をしているうちに、夢中になりすぎて
「それでね、こんなふうにね!」と
おかずの載ったお皿を逆さにひっくり返してしまったときには
本当に驚きました。
こんなこともありました。
小学生低学年のときに、児童館でイベントがあって
みんなで帰ろうとしたときのこと。
あるお母さんが「あ、忘れ物しちゃった」と言って
だれもいない体育館に引き返しました。
彼女を待っているときに、Dくんが言ったセリフはこれ。
「こういう場合、名探偵コナンだと誰か死んでるんですよね」
人のいなくなった体育館にひとりで引き返したところ、
死体を発見してしまう。
確かに、コナンの話にありそうな展開…。
ナイスです。
私、すっかりDくんのファンになりました。
このままスクスクと、
個性的なオタクとして成長して欲しいものです。
あまりに息子の机が汚いので ぜ~んぶ床の上にぶちまけてみました。 |
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