2013年6月17日月曜日

「家族ゲーム」のお母さんの罪

最近、子どもに付き合って
「家族ゲーム」というドラマを見ています。

あらすじはさておき、
俳優さんたちがぴったりはまっているのが
素晴らしいなと思っているのですが、
登場人物のなかでも気になるのは、
鈴木保奈美さん演じる、お母さんです。

いつも身ぎれいにして、
毎日一生懸命お料理をして
家の中をピカピカに掃除して
子どものお世話もちゃんとして……。

それなのに、
子どもたちは不登校に非行、
夫には浮気され、
家庭内はめちゃくちゃ。
家庭教師からは、厳しい「罰」を受けることになります。

私は専業主婦ではないけれど、
それでもときどき、自分を見ているような気がして
胸が苦しくなってしまいます。

ママ友にも、見ている人は多いようで
先日、その話題になりました。
「怖いよねぇ…」
「ほんと、ほんと」
「あのお母さん、何が悪かったんだろう…」

世間体を気にしていたこと?
家族の顔色をうかがってばかりいたこと?
子どもを東大に行かせようとしたこと?

でも、あそこまでひどい目に遭うようなこと、したのかなぁ…?

料理、掃除、子どもの世話は、
主婦にとって、免罪符のようなもの。
「これだけは、ちゃんとやってます」といえば
誰にも責められることはなかったはずです。

たぶん、世の中がもっと素朴で単純だった時代には
それでよかったのかもしれない。

でも、今はそれだけじゃダメなんですよね。
いじめやら、受験やら、リストラやら……
そんな複雑な社会で
お母さんをやっていくのは、
本当に、難しい。

「子どもにとって、どんなお母さんがいいんだろうね」
みんなで、考え込んでしまいました。

ちょっと前ですが、
玄関の前にいた、ツバメたち。
近くに巣があるはずだけど
見つけられず、でした。



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